バイナリーオプション業者の比較はペイアウト率と安全性、この2つが重要です。利用する時間が同じ取引ならば、費用対効果の観点から、少しでもペイアウト率が高い業者の方が利益を上げることができます。
ただ簡単にペイアウト率の比較と言っても、オプション内容や通貨ペア、相場の状況などにより同じ業者内であっても異なることから、比較は簡単ではありません。
そこで今回の比較は、どこの海外バイナリーオプション業者にもあり、なおかつ取引方法が似ているハイロー取引に注目をします。ペイアウト率が高いと言えばハイローオーストラリア、本当に高いペイアウト率を誇っているのかを確認してみましょう。
目次
ペイアウト率とは
ペイアウト率とは、掛け金に対し払い戻しされる割合を表したものです。バイナリーオプションだけに利用される言葉ではなく、カジノなどギャンブルにも利用されています。
詳しく見ていきましょう。
ペイアウト率の表示
ペイアウト率の表示は、バイナリーオプション業者によって異なります。「1.80倍」「180%」など掛け金分の払戻しまで含めたものや、「0.80倍」「80%」など還元率のみで表す業者の2通りです。
比較をするときは見にくいかもしれませんが、広告文字のトリックに惑わされないよう、公平に比較をするようにしましょう。
重要な理由を解説
トレーダーの利益に直結する数値がペイアウト率です。ペイアウト率が高ければ高いほど、1回の取引で払い戻しされる金額が高くなります。
ペイアウト率が1.90倍ならば900円の利益、1.85倍ならば850円の利益です。
差額は50円ですが、20回取引をすれば1,000円の差がつきます。取引回数が増えれば増えるほど、わずかな差がどんどん大きくなっていくのです。
ただし、同じ業者内でも取引時間や通貨ペアによってペイアウト率が違います。その理由は、いかに勝ちにくいかです。30秒取引のペイアウト率が高いのは、トレーダーが勝利を得難いから、その点もしっかりと踏まえておきましょう。
バイナリーオプションは投資、還元率が高い取引を選ぶに越したことはありません。しかし、それはあまりにも安易な考え方、とても重要なペイアウト率を、そのような簡単な方法で判断してはいけません。
ペイアウト率の違いを業者選びやオプション選択の材料に
どの業者のどのオプションで取引をするか、ペイアウト率の違いも判断材料に入れましょう
ペイアウト率を比べるときに見て欲しいのが次の2点です。
必要なモノ
- ペイアウト率で、バイナリーオプション業者を比較
- ペイアウト率で、取引オプションの比較
海外業者を利用する場合、バイナリーオプションルールに大きな違いはありません。特殊なルールを採用している海外業者もありますが、それはオプション取引の一つで、ハイアンドロー取引に関しては同じルールでおこなわれます。なのに、海外業者によってペイアウト率が違うのはどうしてでしょうか。それは、「ドローの取り扱い」や「業者の経営状況」が主な原因です。
エントリー時と判定時刻のレートに差がないドローでゴールした場合、業者によって、返金か全額没収かで処理が異なります。ドローを利用している業者は、ペイアウト率が低めです。
「ドローなんて取引時間に注意すれば必要ない」と思われる人は、ドロー返金を採用していないペイアウト率の高い業者を選択しましょう。
「ドローになることが多い」と思われる人は、手法を変更するかドロー返金の業者を利用するかの判断ができます。
また、ハイアンドロー取引の内容に違いがないのだから、ペイアウト率の大きさも口座開設する業者の判断材料に入れるべきです。
さらに、得意とするオプション時間のペイアウト率だけで判断する方法もあります。
5分取引しか利用しない人は、5分取引のペイアウト率が最も高い業者の口座開設を考えるべきです。特に5分取引に関しては、業者によってペイアウト率の差が大きく、選ぶだけの価値があります。
自分の得意とするオプションで、最も高いペイアウト率の業者を見つけたら、あとはその業者の安全性から口座開設を判断しましょう。
ペイアウト率と安全性、この2つから口座開設する海外バイナリーオプション業者を選択するべきです。
ペイアウト率比較表
主な海外バイナリーオプション業者のペイアウト率を一覧表で比較をしていきましょう。眉間にしわを寄せて考え込むまでいかなくとも大丈夫ですが、ある程度の比較はする必要があります。
ペイアウト率比較表を確認する前に知っておくべきこと
バイナリーオプションは、国内業者と海外業者で取引の内容が異なります。ペイアウト率固定が海外業者、ペイアウト率が変動するのが国内業者という説明をよく見かけますが、海外業者も変動することを知っておきましょう。
海外バイナリーオプション業者の変動には主に2種類あります。
ペイアウト変動のパターン
- ペイアウト率は原則固定で、変更する際はトレーダーに知らせる
- ペイアウト率はある程度の幅を利用して、相場の状況と通貨ペアごとに変動をさせている
ペイアウト率を固定させているのはハイローオーストラリアやトレード200ぐらいです。
スプレッド幅に関しては相場の状況に応じて変動させていますが、ペイアウト率については原則固定をさせています。
その他の業者は相場の状況に応じ、ある程度の範囲内でスプレッド幅の変動をさせているので注意をしましょう。同じ判定時間のオプション内でも、通貨ペアごとにペイアウト率は異なります。
変動をさせている業者は、ペイアウト率の明確な公表を行っていません。そのため、ペイアウト率の幅が大きい業者もあります。
これによりブラックボックスのイメージが持たれがちですが、エントリーをしたあとのペイアウト率は、どの業者も絶対に変更されません。
ハイローオーストラリアに慣れているトレーダーは、取引をするときにペイアウト率を確認するなんて思いもしなかったと言われるかもしれませんが、その都度エントリーをする前にペイアウト率を確認するようにしましょう。
海外バイナリーオプション業者ごとのペイアウト率比較表
それでは海外バイナリーオプション業者の、主要通貨ペアにおけるペイアウト率を一覧表で確認します。
※2020年5月中旬現在のペイアウト率です。
業者名 | 取引名称 | ペイアウト率 |
ハイローオーストラリア | HighLow Turbo HighLowスプレッド Turboスプレッド |
1.85倍~1.95倍 1.85倍~1.95倍 2.00倍 2.00倍~2.30倍 |
ザ・オプション | HIGH/LOW 短期 スプレッドHIGH/LOW スプレッド短期 |
1.80倍~1.90倍 1.77倍~1.96倍 2.00倍 2.00倍 |
ファイブスターズマーケッツ | ハイ/ロー | 1.70倍~1.90倍 |
トレード200 | HIGH&LOW 短期取引 RETURN200 |
1.76倍 1.74倍 2.00倍 |
ソニックオプション | ハイロー ショート レンジ |
1.75倍 1.75倍~1.80倍 2.02倍~2.20倍 |
ザ・バイナリー | HIGH&LOW SHORT RANGE |
1.65倍~1.85倍 1.84倍~1.86倍 2.01倍~2.10倍 |
ジェットオプション | HIGH&LOW SHORT SPREAD |
1.60倍~1.78倍 1.60倍~1.84倍 1.60倍~2.50倍 |
ゼン・トレーダー | クラシック オンデマンド |
1.60倍~1.90倍 1.80倍~1.97倍 |
変動制と固定性、オプション時間などから考えると、比較するのは難しいかもしれません。そこで、取引方法が最も似ているハイロー取引のみで、比較をしてみましょう。
ハイローにおけるペイアウト率一覧表
ハイローのみで比較をしてみましょう。
業者名 | 取引名称 | ペイアウト率 |
ハイローオーストラリア | HighLow | 1.85倍~1.95倍 |
ザ・オプション | HIGH/LOW | 1.80倍~1.90倍 |
ファイブスターズマーケッツ | ハイ/ロー | 1.60倍~1.90倍 |
トレード200 | HIGH&LOW | 1.76倍 |
ソニックオプション | ハイロー | 1.75倍 |
ザ・バイナリー | HIGH&LOW | 1.65倍~1.85倍 |
ジェットオプション | HIGH&LOW | 1.60倍~1.78倍 |
ゼン・トレーダー | クラシック | 1.75倍~1.90倍 |
変動する業者は、通貨ペアや時間ごとにペイアウト率がだいぶ変わります。そう考えると、ボラティリティが高いときに、高いペイアウト率で取引できる海外バイナリーオプション業者が高いのかもしれません。
変動の多いペイアウト率では、資金管理もブレてきて大変です。
ペイアウト率ランキング
ハイローのペイアウト率から見ると、やはり人気のハイローオーストラリアが1.95倍で1位になります。
2位はザ・オプション、ペイアウト率がハイローオーストラリアに続いて高く、幅が小さいのがポイントです。
3位は微妙ですが、ゼン・トレーダーではないでしょうか。変動するので何とも言えませんが、ペイアウト率の幅が狭い点で他社を上回っています。
それでは、1位~3位の詳しいペイアウト率を見ていきましょう。
※2020年5月中旬現在のペイアウトです。
1位ハイローオーストラリアのペイアウト率
ハイローオーストラリア【ハイロードットコム】
バイナリーオプション業界の老舗業者。
設立以来日本人トレーダーから圧倒的な支持率。
マーシャル諸島金融ライセンス取得。口座開設で5000円の出金条件なしキャッシュバック。ペイアウト率業界最高。無料のデモ機能搭載。
やはりハイローオーストラリアのペイアウト率は魅力的です。
オプション名 | 判定時間 | ペイアウト率 |
HighLow | 15分 1時間 1日 |
1.85倍 1.90倍 1.95倍 |
Turbo | 30秒 1分 3分 5分 |
1.95倍 1.90倍 1.90倍 1.85倍 |
HighLowスプレッド | 15分 1時間 1日 |
2.00倍 |
Turboスプレッド | 30秒 1分 3分 5分 |
2.00倍 |
スプレッドの取引ではペイアウト率魅力的な数値、なんと2.00倍を超えています。勝ちにくい取引ですが、魅力的な数値です。ボラティリティの高い時間帯ならば挑戦してもいいかもしれません。
ハイローオーストラリアの魅力は、ボラティリティによってペイアウト率が変動しないこと、常に同じペイアウト率で取引ができます。
15分取引に関しても、海外バイナリーオプション業者内ではトップクラスの数値です。との取引でも、満足できる返金が望めます。
勝ちやすい取引時間でも、高いペイアウト率を誇っていることから、やはり初心者はハイローオーストラリアからバイナリーオプションを始めるべきではないでしょうか。
同じような取引で見比べると、ほとんどが勝っているか同値のいずれかです。唯一負けているのは30秒取引の1.95倍、ザ・オプションは1.96倍のペイアウト率を掲げています。
完全勝利とはなりませんが、素晴らしいペイアウト率を誇っていることに間違いはありません。
2位ザ・オプションのペイアウト率
ザ・オプション【theoption】
2位は、ハイローオーストラリアのライバル、対抗的存在のザ・オプションです。
気になる数値を表で確認していきましょう。
オプション名 | 判定時間 | ペイアウト率 |
HIGHLOW | 15分 60分 1日 |
1.80倍 1.80倍 1.90倍 |
短期 | 30秒 1分 2分 3分 5分 |
1.96倍 1.82倍 1.77倍 1.77倍 1.77倍 |
スプレッドHIGH/LOW | 15分 1時間 |
2.00倍 |
スプレッド短期 | 30秒 1分 2分 3分 5分 |
2.00倍 |
ハイローオーストラリアと比べると、全体的に若干低いように見えますが、他のバイナリーオプション業者と比較をすると十分な数値です。30秒取引が得意な人は、ザ・オプションで口座開設を考えるべきかもしれません。
オプション内容もハイローオーストラリアと似ています。ハイローオーストラリアで凍結をした場合は、ザ・オプションの利用がおすすめです。
ザ・オプションの口コミが気になる人は、こちらの記事も参考にしてください。
ザ・オプションの口コミ、評判完全まとめ【ユーザーの評価を暴露】
3位ゼン・トレーダーのペイアウト率
3位は似たようなバイナリーオプション業者が多いですが、独断と偏見でゼン・トレーダーの勝利です。
利用を考えている人は、以下の表を参考にしてください。
オプション名 | 判定時間 | ペイアウト率 |
オンデマンド | 30秒 1分 3分 5分 |
1.95倍~1.97倍 1.95倍~1.97倍 1.85倍~1.87倍 1.80倍~1.82倍 |
クラシック | 15分 30分 1時間 2時間 4時間 |
1.85倍~1.87倍 |
ゼン・トレーダーのペイアウト率は、変動します。通貨ペアごとにも変わるので注意をしてください。とくにペイアウト率を公表しているわけではありません。一覧にあるペイアウト率が変わることも多々あると予想されるので、取引をするときには確認をするようにしましょう。
30秒取引の1.97倍は高いペイアウト率です。ただ変動するので、3位にしました。これが比較を難しくするポイントです。ボラティリティが高くなるとペイアウト率が低くなるのが納得できない人は、やめておきましょう。イライラする原因にもなりかねません。
口コミが気になる人は、こちらの記事で確認をしてください。