ハイローオーストラリアは日本の金融庁に無登録で運営を行っている海外バイナリーオプション業者です。
金融庁無登録業者と聞いて「危険じゃん」と思われた人はいませんか?無登録には理由があります。
利用者にとって大切なのは、危険を知りつつもコントロールができるかどうかの確認ではないでしょうか。
車は便利ですが危険もともないます。危険性を十分に理解した上で、自分なら安全を心がけられると思うからこそ、利用ができる乗り物です。
今回は、ハイローオーストラリアが金融庁に無登録の理由と、警告されていても安全かどうかを解説します。
稼げるチャンスを簡単に逃すのはもったいないです。
ハイローオーストラリアは金融庁に登録されていない
日本の金融庁の役割は、金融機関の監督や金融にまつわるシステムのチェックです。
金融業務の改正規定、法改正の提案なども担っています。
つまり、日本の金融全般に携わっている機関ということです。日本の居住者に対し金融商品の取引を行う場合は、たとえ海外に拠点を持つ業者であっても、原則として金融庁の登録を受けなければいけません。
ハイローオーストラリアは日本の金融庁に無登録
ハイローオーストラリアは、2010年の設立から3回にわたり会社名と所在地の変更を行っています。
そのため、何度か金融庁かから警告を受けているのです。
2010年に設立した会社の名称と住所 | |
名称 | HighLow Markets Pty. Ltd. |
住所 | Level 14, Macquarie House 167 Macquarie Street Sydney,NSW 2000, Australia |
引用:無登録で金融商品取引業等を行う者について(Highlow Markets Pty. Ltd.)
2019年に設立した会社の名称と住所 | |
名称 | HLMI Ltd |
住所 | Trust Company Complex, Ajeltake Road,Ajeltake Island, Majuro, Republic of the Marshall Islands MH 96960 |
引用:無登録で金融商品取引業等を行う者について(HLMI Ltd)
2020年に設立した会社の名称と住所 | |
名称 | HLMI LLC |
住所 | First Floor, First St Vincent Bank Ltd Building, James St, Kingstown, St. Vincent and the Grenadines |
現在日本居住者向けにサービスを提供している「HLMI LLC」は、まだ警告を受けていません。
しかし、金融庁が掲示する「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」には、次のように記載がされています。
金融庁もすぐに警告をだせるわけではないようです。2019年に設立した「HLMI Ltd」への警告も、半年ほど時間がかかっています。
「HLMI LLC」が警告を受けるのは時間の問題です。
ただ、ハイローオーストラリアには登録を受けられない理由があります。
金融庁に無登録の理由
金融庁に無登録なのは、ハイローオーストラリアだけではありません。
FXも含め、ほぼすべての海外業者が無登録で運営をしています。
日本に本社を構えながらバイナリーオプションを提供している国内企業は、金融庁からの認可を請けて運営しているのがほとんどです。
ではなぜハイローオーストラリアは国内業者のように金融庁からの認可を受け、サービスの提供を行わないのでしょうか。
その理由は、ハイローオーストラリアの魅力である超短期取引などに制限を受けてしまうためです。
日本の金融庁は、認可をするために「規制」というルールを設けています。
次は、どのような規制を設けているのか確認をしていきましょう。
金融庁の規制とは
金融庁の規制は、2013年12月1日から適用が開始されました。
公的機関から発表される内容はわかりづらいので、噛み砕いて解説をします。
すべての規制内容を遵守すれば、現在のハイローオーストラリアのサービス内容は行うことはできません。
適切性と健全性の確保
バイナリーオプションにより、借金を増やし法的な救済手段を利用する人が増えました。
健全性が高い取引とは言えない状況です。
破産者を増やさないためにも、以下の点に気を付けてサービスの提供をしなければいけません。
- 短い時間で結果がわかることにより、投機的な取引を過度に助長してはいけない。
- 利用者が取引のリスクを把握して判断ができるよう、エントリーを開始する前に金額の決定と提示をする。
- 運営側だけが有利となる取引条件を排除する。
- 公正な方法で払戻し金額を算出する。
バイナリーオプションを安全な金融商品にするためには、ギャンブル性を抑止する必要があります。
金融庁が示す、適切性と健全性の確保が遵守されていなければ認可はされません。
利用者の知識確認
バイナリーオプションを始める人に、為替に関する投資の知識がどれだけあるかを確認しなければいけません。
知識が乏しい場合は、口座の開設を拒む必要があります。
また、知識量に応じて取引限度額を設定するなどの対策が必要です。
先ほどと同様に、初心者がバイナリーオプションをギャンブルにしないための内容と言えます。
認可を受けるためには、ある程度の知識を得ていない人の口座開設を断る必要もあるのです。
もちろん利用者側の知識が基準に達すれば、口座開設を受けることができます。
過度な広告の禁止
利用者が、バイナリーオプションに過度な期待を持つような広告や宣伝をしてはいけません。
リスクの把握を正確にすることができ、投資の判断が適正にできるよう、業者は十分な説明と情報提供を行う必要があります。「バイナリーオプションは必ず稼げる」などの、誤った宣伝を業者自身がするのは論外です。
「国内業者が過度な宣伝をしているのを見たことがある」という人もいるかもしれませんが、おそらく業者の公式サイトではありません。
過度な広告をするのは、アフィリエイターなどの仕業です。
設定根拠の十分な説明が必要
利用者が投資判断を合理的にできるだけの設定根拠を、業者側は事前に説明しておかなければいけません。
取引価格やエントリー時の価格、判定価格の説明が必要です。
取引停止の発生がある業者は、その旨や理由を公表しておく必要があります。
業者側の一方的な解約は公平性にも欠けるので、行ってはいけません。
また設定内容に関しては、第三者によるモニタリングを行って、適切性の確保が必要とされています。
運営側が守らなければいけないルールのまとめ
今までの内容から、バイナリーオプション業者が金融庁から認可を受けるためには、主に次のルールを満たす必要があります。
- 権利行使価格(売買できる価格のこと)は、判定時刻の2時間前に固定する
- 1営業日の取引上限回数は12回まで
- 総取りのレート幅を設けるのは禁止
- 売りと買いの価格を両方提示する「2WAY」を採用すること
ハイローオーストラリアは上記の内容を遵守していません。
つまり、金融庁の認可を受けるための条件を満たしていないのです。
ハイローオーストラリアの魅力を維持するため、認可を受けず運営を行っています。
警告されていても安全?
警告されていても安全かは、難しい判断です。
絶対に安全と言うことはできません。
ハイローオーストラリアの信頼性に関してはこちらの記事も参考にしてください。

安全なのかどうかは、自分がリスクを納得して利用をしているかが重要です。
納得が安心につながります。
違法性について
金融庁のホームページでは次のように掲載がされています。
無登録で営業をした業者には、罰則が設けられています。
しかし、無登録業者を利用した人への罰則は見られません。
口座を開設したからと言って、違法性を問われることはないので安心してください。
ただ、「日本で暮らしている以上、違法業者とは取引したくない」という人は、ハイローオーストラリアとの取引は避けるしかありません。。
不安材料
ハイローオーストラリアで取引をする際の不安材料は次のとおりです。
- ハイローオーストラリアの経営が破綻したら、口座に預けている資金が返金されない可能性が非常に高い。
- 海外業者なので、万が一の事態が起きても手が出せない
- 無登録業者を利用しているためトラブルが発生しても公的機関は頼れない
現在のハイローオーストラリアは、保険の加入や信託保全を採用していません。
そのため、資金の安全性はそれほど高くない状況です。
ハイローオーストラリアで口座を開設するときは、それらの不安材料を把握しておく必要があります。
安全性を高める対策が必要
国が認可していない以上、安全性の確保は自分でするしかありません。
ハイローオーストラリアは、日本に住む人へ10年以上にわたりサービスを提供してきた実績があります。
不安材料もありますが、安心感を得られる内容もハイローオーストラリアは持っている業者です。
利用者が、リスクをできるだけ低くすることを常に考えておけば、利益は十分に得られます。
- 絶対にギャンブルにしない
- 定期的に出金依頼をして利益を確保する
- 著しくサービス内容が低下したと感じたら、取引を止めすぐに全額出金依頼をする
金融庁の認可を受けてない業者を利用することで罰則を受けることはありません。
安全に対する対策を講じておけば、ハイローオーストラリアを利用して稼ぐことは可能です。
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