ハイローオーストラリアの取引画面には、独自のチャートが表示されています。
基本的に、ハイローオーストラリアチャート画面だけを見て取引している人はほとんどおらず、MT4チャートを見てからエントリーする方が多いです。
そのため、見方や注意点についてはよく覚えておきましょう。
このページでは、ハイローオーストラリアのチャートの見方や注意点、数値ずれに関する噂について詳しく解説していきます。
ハイローオーストラリアチャートの見方
ハイローオーストラリアのマイページで通貨や判定時間の選択をすると、値動きのチャートが表示されます。
ハイローオーストラリアのチャートは独特の黄色い山のような線で値動きが表現されている仕様です。
黄色の線で上昇下落が表現されており、価格の推移がチェックできます。
しかしあくまでも値動きが表現されているだけであり、ハイローオーストラリアのチャートは相場の分析として使うものではありません。
エントリー時に表示される矢印
ハイローオーストラリアのエントリー後はチャート上に矢印が表示されます。
この矢印の色を見て、現在取引中のポジションが有利な位置か不利な位置かを判断できます。
- 取引に勝っている状態
上矢印→緑色に光る、下矢印→赤色に光る - 取引に負けている状態
上下矢印の両方ともグレーの色
取引終了時に矢印がグレーであった場合でも、値動きが激しい場合は判定時間が終了したあとにペイアウト額が入るケースもあります。
取引の締め切り時間
画面右上に締切17:34とありますが、この時間はエントリーと転売ができなくなる時間です。
Turbo30秒や1分以外の取引方法で表示される、エントリーの締め切り時間。
判定時刻1分前になるとエントリーや転売ができなくなる。
そのため、ハイローオーストラリアのTurbo30秒や1分取引は最初から転売ができません。
15分取引や1時間取引、24時間取引といった判定時間が明確な取引形態では、このように締め切りの時間が表示されます。
しかし、ここで締め切りまでの明確な秒数を把握することはできません。
以前は上画像のように画面上に時間が記載されていましたが、現在は表示されていないので、自身で時間をチェックしましょう。
判定時間によってチャートの形が異なる
ハイローオーストラリアのチャートは、判定時間によって全く違う形を作ります。
上のチャート画像は、USD/JPY30秒Turboのハイローオーストラリアチャートです。
こちらはほぼ同時刻のUSD/JPY15分取引のチャートとなります。
同じ時刻、また同じ銘柄であるにも関わらず、まったく異なるチャートを作っていることが分かります。
ハイローオーストラリアのチャートは、判定時間まで短ければ短いほど、小さな値動きで敏感に反応しやすいです。
これが24時間判定や1時間判定のチャートになると、数pipsの値幅でも上下の動きが分かりにくい状態になります。
ハイローオーストラリアでは、取引時間の選定が重要となるので、ハイロー取引時間記事を参考にトレードをしてみましょう。
トレーダースチョイス
ハイローオーストラリアのチャートの画面左にある3つの点をクリックすると、トレーダースチョイスが表示されています。
銘柄と取引時間によってのエントリーがどちらに集中しているかの割合を表すツール。
バイナリーオプションのトレーダーは逆張り手法を好みます。
順張りでエントリーする方はかなり少ないです。
上昇下落のどちらにエントリーが多く入っているのかが分かるので、トレンド確認を一目で行えるツールといえます。
ハイローオーストラリアのチャートがずれる?
基本的に山のようなチャートは見る必要がなく、数値に注目してあげることが重要となります。
チャートの右上の数値を、MT4で表示される数値と照らし合わせて見ることが重要となります。
MT4→149.839、ハイローチャート→1.49.844と数値のずれがあることが分かります。
MT4はFXの各会社によって多少の数値ずれがあります。
当然MT4とハイローオーストラリアのチャートとも数値もずれる仕組みです。
ハイローオーストラリアとズレの少ないMT4ダウンロード方法は別ページを読むのじゃ。
ライントレードなどで「この値まで数値が伸びたらエントリー!」という手法を使う場合は、このずれに注目してあげる必要があります。
たとえばMT4とハイロー数値のずれ幅を確認して、エントリーしたい時の数値を把握しておけばハイローチャートの価格だけを見てエントリー可能です。
ハイローオーストラリアのチャートがずれる要因
次に、ハイローオーストラリアのチャートがずれる要因について解説します。
相場状況によっては、MT4チャートと大きなずれが発生することもあるので注意しなければなりません。
特にハイローオーストラリアの取引はFXに比べて小さな値幅を狙っていく必要があるので、少しでもチャートがずれてしまうとエントリーの期待値が下がってしまいます。
具体的な要因について見ていきましょう。
MT4とMT5のずれ
ハイローのトレーダーにはMT5やMT4を使っている方も多くいます。
参考:Meta Trader5
MT5はMT4を提供するロシアのメタクォーツ社が作ったツールで、人気が急増しているプラットフォームです。
- 動作スピードが早い
- かなり細かい動きにも敏感に反応する
- MT4に比べて時間足が多い
MT4に比べて動作スピードが早く小さな値動きにも敏感なため、同じ会社のMT4とMT5でも多少のずれが発生するのです。
ハイロー取引では複数画面でチャート見てトレードする方も多いので、「チャートがずれている!」と勘違いをさせる要因になりかねません。
参考にしているチャートが複数社ある
ハイローオーストラリアでは現在、以下の会社のレートを参考にしていると公表されています。
BitMEX社は仮想通貨を専門に行う会社なので、外国為替はFXCM社とLMAX社の2社と考えて良いでしょう。
複数の会社のレートで配信されているということで、どちらの情報が正確か、比重を置いているかという情報は一切ありません。
会社によって使っているサーバーが異なるため、大まかな数値はずれなくても数pips単位の小さな値でのずれが出てくるのです。
ハイローオーストラリアは独自でMT4チャートを提供していないので、各社のMT4チャートと比べて小さな値動きにずれが生じるのは当然の事といえます。
- FXCM
- FXDD
- XM Trading
FXCM社を含む上記の3社は、比較的ハイローチャートと似た値動きでチャートずれが少ないと言われています。
しかし、完全に同じ動き、同じ数値になるというわけでは無いので注意しましょう。
ハイローが値動きに追い付いていないケース
ハイローオーストラリアの独自チャートは、値動きに追い付かない事がよくあります。
平日にサーバーメンテナンスを行う事も良くあるため、深夜帯ではMT4と違った値動きになったり、ハイローチャートだけ値動きが停止していることもあるので注意しなければいけません。
また、銘柄によっても大きなずれが発生しやすいものとしにくいものがあります。
- GBP関連通貨
- Bitcoin
GBP(英ポンド)やBitcoinという銘柄は、数秒単位でも大きなpips幅が動く銘柄です。
しかし、数秒単位で大きな動きをするので、多少のずれがあっても勝率はあまり変わらない傾向にあります。
それに対してEUR/GBPは小さな値幅であるにも関わらず、短時間で激しく動く傾向にあります。
ハイローチャートが追い付かず、ずれが発生するとエントリーの期待値が変わってしまう注意すべき銘柄といえます。
特にEUR/GBPでのハイローチャートが動かなくなった場合は注意が必要です。
エントリーポイント、判定時間によって勝敗に大きく影響するので、MT4と明らかに異なる動きをしていたら見送ることが賢明といえます。
通貨ペアの選定やおすすめの銘柄については、ハイロー通貨攻略の記事で詳しく解説しています。
ハイローチャートは不正な操作をしているのか?
ハイローオーストラリアでは、「レートを不正に操作している!」「明らかな勝ち取引を負けにしてくる!」といった悪いうわさが絶えません。
なぜハイローオーストラリアのチャートに不信感が絶えないのか、またトレーダーの勘違いから不正と認識されている要因を紹介します。
デモ口座とリアル口座のチャート
ハイローオーストラリアで口座開設をすると、本取引ではなくデモ口座の利用が可能です。
\ 登録&申請不要のお試し版 /
仮想資金でリアルタイムレートに合わせて取引の練習ができる口座。
デモ口座ログイン後に仮想資金100万円と5000円のキャッシュバックが付与された状態でリアルな取引ができる。
仮想資金を使ったリアルな取引ができるので、相場分析が不十分な方やいきなりお金をかけた取引が怖いという方でも、気軽にトレードの練習ができます。
しかしハイローオーストラリアデモ口座ですが、本取引用のリアル口座とは異なるチャートが表示される場合があるのです。
上のチャートは、ハイローオーストラリアUSD/JPY取引時のチャートです。
赤い四角で囲んだポイントを見比べて見てください。
ごくわずかではありますが、微妙にチャートの形が違っていることが分かります。
このように、ハイローオーストラリアのデモ口座とリアル口座の動きが違うことから、チャートの不正な操作が疑われているのです。
デモ口座のチャートは弱めのサーバーで細かい動きに反応しずらいとハイローオーストラリアは回答しています。30秒や1分といった短い判定時間のチャートは特に形が異なるケースが多いようです。
スプレッドの発生による勘違い
取引時にスプレッドが発生したことで、不正なレート操作と勘違いする事例が多くあります。
スプレッドはHighLowスプレッドやTurboスプレッドといった、ペイアウトの高い取引形態でしかつかないと勘違いされやすいです。
しかし、通常の15分取引でもスプレッドは発生するので注意しましょう。
値動きの激しいポイントや、人気のインジゲーターが反応したポイントではスプレッドが付く場合もあります。
唯一、Turbo取引では発生しないので、銘柄や判定時間によってはTurboを優先する方も多いです。
ハイローオーストラリアでは、15分取引が最も勝率が高いと認知されており人気の取引形態です。
スプレッドの発生はレート操作というよりも、ハイロー側の戦略であり取引のルールともいえます。
ハイローオーストラリアが利益を出す仕組み
ハイローオーストラリアのようなバイナリーオプション取引は、エントリーした金額が実際の為替相場に流れるわけではありません。
そのため、顧客の勝ち負けが会社の利益に直結する仕組みとなっています。
トレーダーの負けが業者の利益という図式が、ハイローオーストラリアの不正なレート操作が疑われる要因の1つです。
FXの世界では、過去に悪質なチャート操作をして顧客をわざと負けさせる会社もありました。
もちろんすぐに摘発されて業務停止となりましたが、そのような背景からハイローのチャート操作が疑われていると言っていいでしょう。
チャートは世界中のトレーダーが同じ値動きを追っているので、他社と比較して明らかなずれがあるとすぐに発覚します。そのため理不尽なチャート操作が、運営実績の長いハイローオーストラリアで行われているとは考えにくいです。
チャート操作と合わせて、約定拒否も悪評として良く口コミが散見されます。
チャート操作と約定拒否は同じ原因で発生します。
ハイローオーストラリアの約定拒否は別ページでまとめていますので、合わせてお読みください。
悪質と見られる操作や、極端なレートずれはない
ハイローオーストラリアのチャートというテーマで、見方や噂について解説してきました。
ハイローオーストラリアのチャートは値動きを追うというよりも、エントリーの過程をチェックするツールとして認識しておきましょう。
また、長い運営実績や安定した利益を出しているトレーダーが一定数いるという事で、不正や悪質なチャート操作はないといえます。
サーバーの問題で多少のずれや値動きが停止することはあっても、明らかに不利にするような動きはないので安心して取引しましょう。
- 急な相場変動でハイローチャートが値動きに追い付いていない
- ボラティリティの激しい銘柄の値動きが遅れて表示されている
- メンテナンスでのサーバーエラー
- スプレッドの発生によるずらしとの勘違い
上記のような要因でずれが発生した場合は、エントリーを避けるなどして対応しましょう。
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