バイナリーオプションをやってるんですが、エントリーポイントが分からない上に全然勝てなくて…
エントリーポイントは手法や取引スタイルによって見直す必要があるな。
タイミングについてよく理解する必要があるから、共に見て行こうではないか。
バイナリーオプションの取引では、エントリーするタイミングやポイントが重要となります。
早すぎず遅すぎず、最適なタイミングで行わないとなかなか勝率が上がっていきません。
本記事ではそんな、バイナリーオプションのエントリーポイントというテーマで詳しい詳細を解説します。
バイナリーオプションでのエントリーの意味
まずは初心に戻って考えてみよう。
バイナリーオプションにおけるエントリーとは何でござるか?
チャンスが来たら、ハイかローかで注文することですよね。
バイナリーオプションでは、チャンスがきた後にHigh(上昇予想)かLow(下落予想)をして注文をすることをエントリーと言います。
実際に注文をしているのでエントリーをした時点で、勝敗に応じて資金の増減が決まる仕組みです。
エントリーには、エントリーポイントとエントリーのタイミング2つの要素が重要となるので詳しく見て行きましょう。
エントリーポイント
エントリーポイントとはエントリーをする箇所、つまりチャンスが来たポイントを指します。
バイナリーオプションではトレーダーごとに様々な手法を持っていますが、その手法でのチャンスが来た箇所です。
エントリ―ポイントは手法が定まっていないユーザーには見つけれないぞ。まずは手法をしっかり確立させることが重要となるでござる。
曖昧に次上がりそう下がりそうって思った箇所はエントリーポイントとは言えないですよね。
バイナリー初心者の方は、エントリーポイントを探す傾向にありますがプロトレーダーは違います。
プロトレーダーはエントリーポイントを探すのではなく、あくまでも待つことを意識してトレードをしているのです。
エントリーポイントを探してしまうと、相場が都合よく見えて無根拠のエントリーをしてしまう傾向にあります。
エントリーのタイミング
バイナリーオプションはエントリーポイントだけでなく、エントリーのタイミングがとても重要となってきます。
- 確定足のタイミング
- 数値到達orライン到達のタイミング
- マーケットオープンや経済指標のタイミング
このようにエントリータイミングとはいっても様々な項目があります。
タイミングを間違えると根拠のないエントリーになってしまったり、勝率を大きく落としてしまう要因となるので注意しなければいけません。
エントリーポイントとタイミングの見極め方
エントリーポイントやタイミングはバイナリーオプションの手法や取引スタイルごとに見極める必要があると解説しましたが、次はその具体的な内容を見て行きましょう。
エントリーをする時は、根拠を持って取引する必要があるんだぞ。
確定足エントリー
確定足エントリーとは、ローソク足が確定するタイミングを狙ったエントリーです。
ローソク足は様々な時間足がありますが、その時間足を作るタイミングで取引を行います。
・1分足の場合→1分足が確定するタイミングでエントリーをする
・5分足の場合→5分足が確定するタイミングでエントリーをする
多くのバイナリーオプショントレーダーはこの確定足のエントリーを好む傾向にあります。
ローソク足の確定する00秒付近を狙ってエントリーする手法だな。
仮に00秒付近で逃した場合、判定時間が同じであれば
有利な数値でエントリーしてもいいんじゃないですか?
もちろんそういった見方もできる。
ただしその場合は落とし穴もあるのでござるよ。
上のチャートを例に見て行きましょう。
このチャート上の赤い〇で囲んだポイントで、5分確定足のローエントリーをしたとします。
次足は陰線を付けているので勝ちですが、陰線の上にヒゲが出現している箇所がエントリーポイントです。
しかしこのように初動で逆方向に進んだ相場は、トレンドの前兆や相場のだましである可能性が高いポイントです。
そのため多くのバイナリーオプショントレーダーは、ローソク足が確定するタイミングを狙って、次のローソク足の動きを予測するエントリーをする傾向にあります。
もちろん有利な数値で狙うのも1つの手段ではありますが、手法の根拠が崩れている場合が多いので注意しましょう。
5分確定足で有効な、バイナリーオプションのストキャスティクス解説記事も併せてご覧ください。
ライントレード
ライントレードとはその名の通り、高安値ラインや意識されている価格帯を狙って取引をする手法です。
先ほどの確定足エントリーとは違って、数値が狙ったラインに到達した箇所がエントリーポイントとなります。
上のチャートでは、直近の安値にラインを引いた時の例です。
2回目のライン到達後にすぐ反発をしているのが分かります。
ライントレードはバイナリーオプション逆張り手法で用いられることが多く、1つのエントリーポイントとして手法に応用するトレーダーが多いです。
でもどうしてラインって反発をしやすいんですか?
FXには指値という注文方法があるんだ。
高安値のラインは、FXトレーダーが指値を入れる目安となりやすいので、反発を狙ったライントレードが有効となるのです。
反対方向に指値や逆指値が溜まっている場合は、反発をせずライン到達後にトレンドが出やすくなります。
ラインは月初めよりも月末にかけてが意識されやすくなります。
月初めはラインを決めに来る動きをしやすいので、トレンドが出現しやすいと覚えておきましょう。
ゾーントレード
ゾーントレードとは、チャート上に2本の線を引いて、ある一定の価格帯でエントリーを仕掛ける方法です。
あらかじめ、エントリーするゾーンを決めておき、到達したら狙っていきます。
ラインの引き方に明確な決まりはなく、トレーダーごとによって様々です。また、狙うポイントや根拠も様々ですが、ライントレードに比べて余裕を持ったエントリーポイントとなります。
ゾーントレードに関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
値幅トレード
トレンド相場では、値幅をエントリーポイントとして見るバイナリーオプショントレーダーが多いです。
値幅とは、同じ上昇または下落幅の事を指します。
上のチャート画像では、上昇→一時的な反発→上昇→反発を繰り返していることが分かります。
2回の大きな上昇は同じような値幅での推移です。
先ほど解説した指値が入る影響で、為替相場での一時的なトレンドではこのような値幅が意識されやすい傾向にあるのです。
相場がライン到達を決めた時点で逆張りのエントリーをするというものです。
値幅はMT4上部にある十字線をクリック後、値幅を測りたい箇所にカーソルを合わせれば良いぞ。
バイナリーオプションとMT4の数値には若干のずれがあります。
現在価格との数値乖離を理解しておけば、ラインを引いた時点でバイナリーオプションの画面だけを見てエントリーが可能です。
大きく動くタイミングでのエントリー
バイナリーオプションでのエントリーは、値幅やライン、確定足だけでなく、事前に大きく動く時間を予測して狙う方法もあります。
- 経済指標時
- マーケットオープン・クローズ
など
指標トレードとは、経済指標のタイミングで大きく相場が動く習性を活かしエントリーすることです。
バイナリーオプションは経済指標で稼ぐ記事をぜひチェックしてみてくれ。
また、マーケットオープンやクローズの時間は、事前に把握ができるもので、大きな相場変動が起きやすい時間でもあります。
狙う時間を事前に決めておき、大きく相場が動いたタイミングで狙うのも1つの手段です。
バイナリーオプション相場別エントリーポイント
次に、相場別の有効なバイナリーオプションエントリーポイントを解説します。
先ほどの確定足やライン、値幅といった根拠を交えてのエントリーポイントとなるので、しっかり覚えて自身の手法に活かしてみましょう。
大陽線と大陰線の出現
バイナリーで逆張り手法を使う場合は、大陽線や大陰線の出現は大きなエントリーチャンスとなります。
これは確定足、ライントレードといった全ての手法に当てはまるものです。
大陽線と大陰線って大きなローソク足の事ですよね?
これが有効なエントリ―ポイントになるんですか?
為替相場は急騰急落の後に一時的な反発をする習性があるんだ。そのため、瞬時の反発を狙った逆張りでは有効なポイントになるのでござるよ。
どんな手法を使っても、大きなローソク足の出現後の逆張りでは勝率が上がるというデータがあります。
自身の手法にプラスしてローソク足のサイズを加えてあげると、より精度の高いエントリーとなるでしょう。
経済指標時の急騰急落時も同じです。
大きなローソク足が出現したら、積極的に逆張りを狙ってもいいエントリーポイントと言えるでしょう。
一時的なラインブレイク
バイナリーオプションのライントレードでは、引いたラインに到達後にエントリーをすると解説をしました。
しかし、為替相場ではラインへの到達だけを狙ったエントリーだけでは弱くなってしまうと覚えておきましょう。
上のチャートをご覧ください。
為替相場でラインが意識されるのは一時的な事です。
いつかは効果がなくなってしまい、トレンドの発生を招くものと覚えておきましょう。
ラインちょうどでエントリーすると勝率を落とす要因となります。
先ほどの大陽線大陰線のように、大きなローソク足でラインを破ってきたら逆張りのエントリーチャンスになると覚えておきましょう。
半値のエントリー
値幅とライントレードの応用である半値のラインは、バイナリーオプションでは有効なエントリーポイントとなりやすいです。
半値とはその名の通「半分の価格帯」を指します。
上のチャート画像では、上昇トレンドが発生した後のチャートです。
トレンドの値幅を測って、その中間地点で反発しています。
このようにトレンドが出た後の半値ラインは反発をしやすいので、逆張り手法の多いバイナリートレードでは有効なエントリーポイントです。
値幅とライントレードを駆使した手法ですね!
トレンドは、画像のようなだらだら上昇下落をしているトレンドの場合が特に有効となります。
小さな反発を繰り返しながら作られたトレンドでは半値の根拠が薄くなるから注意でござるよ。
バイナリーオプションはエントリー回数が少ない方が良い
バイナリーオプションでは、エントリー回数は少ない方が良いと推奨する方が多いです。
しかしエントリーの回数に関しては、手法の精度や資金管理にもよると言えます。
バイナリーって資金の5%エントリーが推奨されている場合が多いですよね?その場合は取引回数を絞った方がいいですか?
どんなに優秀なトレーダーでも連敗する事はあるでござる。
資金5%であれば10連敗で50%もの資金を失ってしまうから、エントリーの回数は絞った方がいいでござるな。
エントリーの回数を多くしたい場合は、資金の1%~3%でエントリーすると良いでしょう。
エントリーを回避することも重要
エントリーポイントやタイミングはとても重要であることが分かりました。
しかし、エントリーポイントやタイミングと同じく、バイナリーオプションではエントリーを回避する技術も重要であると覚えておきましょう。
最初からエントリーチャンスの少ない手法であれば、チャンスが来た際に期待値を追っていけばいいです。
しかし、エントリーチャンスの多い手法であれば、直ぐに大型連敗をしてしまう可能性があります。
手法ごとの危険な相場を理解することが重要となるのでござるよ。
レンジ相場で回避すべきエントリーポイント
レンジ相場では、以下のような箇所がエントリーを回避すべきポイントと言えます。
・レンジの期間が長くなっている
・ローソク足のサイズが徐々に小さくなっている
・波がなく、ローソク足が陰線→陽線→陰線→陽線と連続して逆方向に動いている
レンジの期間が長くなったり、ローソク足のサイズが徐々に小さくなっている相場は持ち合い相場と言われています。
持ち合いと呼ばれる相場では、その後トレンドが出たり相場のだましが増えてしまうでござる。予測不能の動きになりやすいから逆張り順張りのどちらも危険でござるな。
なるほど。
相場の状況を見てエントリーを見送ることも大事なんですね。
トレンド相場で回避すべきエントリーポイント
トレンド相場で回避すべきエントリーポイントは、順張りと逆張りで異なります。
手法 | 逆張り | 順張り |
---|---|---|
回避すべきポイント | ・波のないだらだらとしたトレンド ・レンジ期間が終わった直後のトレンド | ・小さな反発を繰り返しているトレンド ・急な角度で上昇、下落をしてきたトレンド |
トレンドで逆張りを狙う際は、波のないトレンドはエントリーを回避すべきと言えます。
順張りの場合は、小さな反発を繰り返している相場になると転換してくる可能性が高いのでエントリーチャンスと言えません。
逆張り順張りのどちらも手法を持っている場合は、このように相場状況を見て使い分けることが大事になってくるでしょう。
トレンド相場の環境認識については、バイナリーオプションのボリンジャーバンド解説記事でも詳しく解説しています。
強いエントリータイミングやポイントを探すこと
バイナリーオプションで結果を出している方は、常に手法の研究を行っています。
今まで好成績を収めていても、今後勝てるかは分からないという考えを持っているのです。
ネットやSNS上で手法やエントリーポイントの公開をしている方もいますが、自分自身で強いタイミングやポイントを見つけていく事が重要と言えます。
バイナリーオプションはみんなが勝つと業者がつぶれてしまうでござる。よって、本当に勝率の高いエントリーポイントは世の中に出回るはずないのだ。
本記事で紹介したエントリーポイントや危険な相場回避術に、自身の経験や仮定した根拠をプラスしてエントリーしてみましょう。
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