バイナリーオプション(ハイローオーストラリア)では、様々な判定時間から選んで取引ができます。
その中でも15分取引は特に人気で、多くのトレーダーが利用する取引形態です。
15分取引とはいっても、必ず15分後の判定時間というわけでは無く、自身のエントリーしたタイミングで判定までの時間が変わる仕組みです。
このページではバイナリーオプションでの15分取引のおすすめポイントや危険なポイントを詳しく解説していきます。
バイナリーオプション(ハイローオーストラリア)の15分取引とは?
バイナリーオプション(ハイローオーストラリア)の15分取引とは、15分毎に判定時間が設定されている取引形態を言います。
このページでは海外バイナリーオプション業者の中でも人気のある【ハイローオーストラリア】を例にして解説します。
マイページから「全て」の右にある15分をクリックすると表示され取引可能です。
15分取引バイナリーオプションでは最も人気の取引形態であり、多くのトレーダーに利用されています。
好きなタイミングでエントリーできる
15分取引とはいっても、必ず15分後の判定時間で取引をするわけではありません。
上の画像、USD/JPYに絞って15分取引を表示させた画面になります。
この時の時刻は12時57分で3分後、8分後、12分後の取引時間が表示されている状態です。(記載されている時間は1分を引いた締め切り時間)
このように、ハイローオーストラリアの15分取引は5分毎に判定時間が更新されていくシステムで、短期、中期、長期の中から取引時間の選択ができます。
15分取引は本来この3つの取引時間から選べますが、一般的に15分取引というとこの中で最長(15分後の判定時間)を指す場合が多いです。
ペイアウトは1.85倍と最も低い
15分取引は、ハイローオーストラリアにてペイアウトが最も低い1.85倍に設定されています。
1000円エントリー→勝てば850円の利益
5000円エントリー→勝てば4250円の利益
2万円エントリー→勝てば17000円の利益
5万円エントリー→勝てば42500円の利益
ハイローオーストラリアでは、Turbo30秒や1分で2.0倍、3分で1.9倍、スプレッドの付く取引では2倍以上のペイアウトが付く取引形態もあります。
その中でハイローオーストラリアの15分取引は最も低いペイアウト率になっているので、他の取引方法より勝率をあげないと利益となりません。
ペイアウト率 | 損益分岐点 |
---|---|
1.85倍 | 54.05% |
1.90倍 | 52.63% |
2.00倍 | 50.00% |
2.05倍 | 48.78% |
2.20倍 | 45.45% |
2.30倍 | 43.47% |
損益分岐点は、100回取引して何勝すればいいかと考えると分かりやすいです。
ペイアウト1.85倍では54.05%、つまり100回取引して55勝以上勝てば利益が出る計算となります。
最もペイアウトが高い2.30倍に比べると10%以上も違いますが、ペイアウトが低いという事はそれだけ取引に勝ちやすいからです。
判定時間が自由に選べるうえに取扱い通貨も多いので、バイナリーオプションで最も勝ちやすい取引形態といえるでしょう。
人気のポイントではスプレッドが付く
ハイローオーストラリアの15分取引では、エントリーが集中するポイントになるとスプレッドが付く場合があります。
Turbo取引ではスプレッドが付かない仕組みとなっていますが、Turbo取引では5分以上の長め判定が用意されていません。
また、通貨ペアも限りがあるので、銘柄によっては15分取引しか選択できないものもあります。
スプレッドは通貨ペアのボラティリティや相場状況によって数値が異なります。
HighLowスプレッドでしかスプレッドは付かないと勘違いされがちですが、15分取引でも状況によっては発生するので注意しましょう。
16の銘柄で取引可能
ハイローオーストラリアでは32種類の銘柄を扱っていますが、15分取引ができるのはそのうち19種類の銘柄です。
AUD/JPY AUD/USD USD/JPY USD/CAD USD/CHF CAD/JPY CHF/JPY EUR/GBP EUR/USD
EUR/JPY EUR/AUD GBP/AUD GBP/USD GBP/JPY NZD/USD NZD/JPY
GOLD、AUD/NZDは廃止されたため、現在は15分取引ができません。
Turobo取引は7通貨に絞って取引する必要ありますが、15分取引では豊富な通貨ペアでの取引が可能です。
バイナリーオプションでは少ないチャンスを狙って取引するので、通貨ペアの数は多ければ多いほどチャンスが増えます。
ハイローオーストラリアで15分取引が人気の要因は、豊富な銘柄数にもあるといえます。
15分取引を使ったおすすめのエントリーポイント
次に、ハイローオーストラリア15分取引のおすすめエントリーポイントを紹介します。
長めの判定時間を使う際は、瞬時の反発ではなくじわじわと値幅をつける相場を狙います。
15分足を使った手法
まず最初に紹介する15分取引の手法は、MT4チャートで15分足表示から分析する手法です。
ここではインジゲーターを使わずに、相場状況だけで見て反発を狙った逆張りを行います。
- 直近の高安値にラインを引く
- 相場がソーサートップorソーサーボトムを作った状態を確認
- 直近の高安値に引いたラインを抜ける
- 逆張りで15分取引の最も長い時間でエントリー
上のチャート画像で言うと、赤い矢印のポイントがエントリーポイントになります。
まずは直近の高安値にラインを引いてあげましょう。
その後、ソーサーというローソク足がお皿のように丸くなったチャートパターンになっていることを確認します。
高値圏でお皿のような形を作る→ソーサートップ
安値圏でお皿のような形を作る→ソーサーボトム
上のチャート画像は安値圏でお皿のような形を作っているので、ソーサーボトムが出現している状態です。
最後に、先ほど引いたラインまで値が到達してきたところで逆張りのエントリーをします。
ラインに少しでも触れただけでは信ぴょう性が弱くなります。
1本のローソク足で大きくブレイクしてきたところが狙い目です。
15分足で見るのでチャンスは少ないですが、このチャートパターンを作ったら強いポイントとなります。
15分取引ができる全ての通貨をMT4に表示させてチャンスを待つようにしましょう。
緩やかな反発を狙ったトレンド相場
次に紹介するのは、緩やかな反発を狙ったトレンド相場での15分取引手法です。
- チャートを1分足で表示
- トレンドを作る過程で2度の反発
- 3度目の上昇or下落をしてきたところで15分取引の最も長い判定時間でエントリー
シンプルな手法に見えますが、それほどチャンスが多くはないです。
特に日本時間の昼に作るケースはほとんどないので、ロンドンオープン後やニューヨーク市場の開く時間を狙うといいでしょう。
このような相場になった際には、バイナリーオプションだと長め(15分に近い)判定時間が最も有利となります。
短い判定時間だとトレンド過程の最中で判定が終わったり、反発してきても間に合わない場合があるのです。
トレンドは明確な反発地点が読みにくい手法でもあります。
浅い位置で軽めの金額をエントリーして、それよりも伸びてきたら普通betのエントリー額で打つと資金効率が良くなります。
勝率は高い手法ですが負けることも当然あるので、資金管理には注意しましょう。
トレンドの継続を狙った順張り
次に紹介するのは、トレンドを狙った15分取引攻略手法です。
バイナリーオプションで順張り手法を使う人は少ないですが、15分取引の長め判定時間では有効となるケースもあります。
今回紹介するのはGMMAといった移動平均線の束を使った手法です。
MT4チャートの上部にある「挿入」→「インディケータ」→「トレンド」→「Moving Average」の順にクリックしましょう。
短期線の束を期間3・5・8・10・12・15の6本表示させます。
次に、長期線の束を期間30・35・40・45・50・60の6本表示させましょう。
この時、短期線と長期線は色を変えて表示させる必要があります。
GMMAはチャートに表示させるとローソク足が見にくくなってしまうので、メインチャートではなく別チャートに表示させることがおすすめです。
- 1分足チャートにGMMAを表示
- ローソク足のサイズが徐々に小さくなっていることを確認(三角保ち合い)
- 短期線と長期線束が交わって開いたことを確認してブレイク方向に長めの判定でエントリー
GMMAを見やすくするためにチャート背景を白にしています。
また、上のチャート画像では、短期線束を赤、長期線の束を青で表示しています。
このような形は三角保ち合いとも呼ばれ、ブレイクの前兆として意識されやすいです。
その後、GMMAの短期線束と長期線束が交わったのが確認できたら順張りエントリーのサインとなります。
トレンドの発生から過程を狙うエントリーになるので、短い判定時間は有効ではありません。
ゆっくりとした上昇or下落を狙うため、15分ほどの長め判定が有効となります。
バイナリーオプションで15分取引が危険なポイント
バイナリーオプション15分取引の有利なポイントを紹介しましたが、次に紹介するのは15分取引が危険なポイントです。
バイナリーオプションでは判定時間の選定が重要となる投資ですが、どうしても長めの判定が有効でない相場というものが存在します。
短期判定向きの相場、もしくは長め判定が向いている相場の違いをよく把握しておきましょう。
急な角度をつけた時
急な角度をつけた相場はバイナリーオプションの15分取引に向いていません。
上のチャート画像のように、急な角度をつけた相場は一時的な反発をする確率が高いです。
しかしその後、同じ方向に向かって上昇or下落をする可能性も高まります。
15分ほどの長めでポジションを持ったとしても、途中までは勝っている状態で判定時間が近づくにつれて負けてしまうといったケースに陥りやすいのです。
逆張りが不利だからといって順張りが有利になるわけではありません。
上のチャート画像のように安値を決めてトレンドが転換する可能性も充分にあります。
角度の急な相場になったら、15分ではなく1分や3分といった短めの判定時間が逆張りでは有利となります。
レンジ相場での逆張り
バイナリーオプションの分析では、1分足や5分足を用いる方が多いです。
短い時間足でレンジ相場の確認ができたのちに、15分ほどの長め判定でエントリーするのは危険といえます。
15分足で分析する際は問題ないといえますが、1分などの短い時間足でのレンジでは値を戻してしまう可能性が高まります。
これは逆張りに限ったことではなく、順張りであったとしても反発後の価格戻しを予想しなければならないので有効なポイントとはいえません。
基本的にレンジ相場では、5分以内の短い判定時間で小さな反発を狙う事が最適となります。
複数の通貨で同時に動き出した場合
為替相場は、経済指標や大きなマーケットニュースの直後になると大きな値動きとなる傾向にあります。
しかし稀に、何にもない時間帯に大きな値動きとなり、相場が急変動するケースもあるのです。
このような状況は、機関投資家という大口の投資家が一気に売り買いの注文を入れている可能性があります。
機関投資家が動くとテクニカル分析はほぼ間違いなく通用しない相場となります。
しかし、急変動ではあるので一瞬の反発を狙った短期判定での取引は有効となるケースも多いです。
15分ほどの長め判定は、仮に勝てたとしても結果論となってしまうので、複数通貨ペアで急に動き出したら見送るようにしましょう。
バイナリーオプション15分取引攻略のコツ
バイナリーオプションの15分取引を攻略するには、取引のコツをつかむことが重要となります。
30秒や1分といった極端に短い判定の取引に比べると豊富な取引方法が試せますが、その分ペイアウトの低さから高い勝率が必要です。
15分取引を攻略するコツを見ていきましょう。
上位足で相場の方向性を確認する
15分取引を攻略するには、上位足で相場の方向性を確認すると良いです。
上位足とは、15分足よりも大きい30分や1時間の時間足を指します。
①下降トレンドを形成
②レンジ相場を形成
上位足で表示した際に、上のような相場を形成していたとします。
①の相場を形成している場合は、下降トレンドが作られていることから15分取引でローエントリーが強いポイントです。
対して、②の相場ではレンジでの推移から相場の方向性が決まっておらず、明確にどちらの方向に強いかが判断できません。
上位足でトレンド発生し、相場の方向性が明確であればチャンスと言えるでしょう。
取引する時間帯を絞る
15分取引をする際は、取引する時間帯を絞って行うと良いでしょう。
相場の時間には、以下のような特性があります。
・朝から日中の間→ボラティティが低く、小さなレンジを形成しやすい
・夕方~夜→トレンド相場を形成しやすい
トレンド後の反発やトレンド発生に沿った順張りを狙うのであれば、圧倒的に夕方~夜の時間帯がおすすめです。
日中の相場では勝てない可能性もあるので注意しましょう。
ただし、明確なレンジ形成で反発が期待できる場合は、15分取引を日中に行うのも有効となります。
スプレッドを加味して値幅の抜ける通貨・相場を狙う
15分取引では人気のポイントでスプレッドが発生しやすいです。
そのため、スプレッドを加味して値幅の抜ける通貨を狙うと良いでしょう。
- GBP/JPYやGBP/USDなどのポンド関連銘柄
- BTCやETHといった仮想通貨関連銘柄
値幅の抜けない通貨では、相場のボラティリティ次第でスプレッド負けしてしまう可能性があります。
値幅の抜けやすい通貨+前述した時間を絞ることで、勝率アップが見込める取引が可能です。
バイナリーオプションの15分取引を実際に試してみた
実際にバイナリーオプションで15分取引を試してみました。
バイナリーの会社はハイローオーストラリアを使用しています。
EUR/JPY1分足で表示させたらちょうどチャンスがきました。
波のあるトレンドで大陰線を付けてきたので、逆張りで15分判定を狙っていきます。
大きく抜けていたポイントでしたが、約定自体はスムーズにできました。
順調に上昇を決めています。
値幅が大きく抜けているので、20000円エントリーに対して約34000円(1.4倍)のペイアウト率が付いています。
判定時間まで時間が長いので転売をしたくなりますが、期待値が下がってしまうので満期まで待ちます。
少し下落する場面もありましたが、結果大きく勝ち越せました。
15分取引を試して分かったこと
今回15分取引をして分かったことは以下の通りです。
大きな値幅は付けてもただの1勝にすぎないので、あくまでも気持ちの面で安定するかどうかです。
また、急にきたポイントで狙いましたが、短期判定に比べて約定はしやすいと言えるでしょう。
ペイアウトは低めなので、ある程度の勝率は必要となります。
少ないチャンスをものにしたいが、やみくもに分析したエントリーにならないように注意しよう。
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